こんにちは!FilmDogです!!
今回の作品は、「マイ・インターン」
ロバート・デ・ニーロが演じる、優しいおじいちゃんが
退職後のインターン先の人々と織りなす、
ハートフルな物語です!
挑戦することの大切さや、
歳を重ねてからの生き方の指標となるような作品でした!
概要
予告動画
あらすじ
ベン・ウェテカーは自分の心に穴が開いているように感じていた。
妻には先立たれており、40年間務めた会社は退職したことを機に隠居生活がスタートした。
貯まったマイレージを使い海外旅行へ行くも帰宅後は虚しさを感じるため、
ゴルフ・読書・映画・太極拳・中国語レッスンなど、様々なことに挑戦した。
朝のコーヒー店に行くと、忙しいサラリーマンに囲まれ、社会の一員になれているように感じた。
サンディエゴにいる一人息子の家族の家で余暇を過ごせば、
幸せを感じるし、恵まれた環境である自覚はあるが、
それでも心の穴は埋まらない。
そんなある日、ベンはスーパーのとある求人広告を見つける。
内容はシニア・インターンの募集。
最近、近くの工場を改装してできた「About The Fit」という、
ネットでの服の通信販売を行っている会社である。
応募方法もネットを使っての応募となっており、
わからない言葉がいくつも書かれている。
しかし、ベンは9歳の孫娘に聞きながら、
今まで縁のなかったネットに挑戦し、
シニア・インターンに応募するのであった。
場所は変わり、「About The Fit」の社内。
社員は各々、好きな服装で、中には犬を連れてきている者もいる。
皆、おしゃれなパソコンを使い仕事に取り組んでいる。
ジュールズ・オースティンはコールサービスのデスクで電話対応をしていた。
彼女はこの会社の社長である。
本来であれば、コールサービスの仕事をする必要はないのだが、
「消費者の生の声が聴きたい」と時間を作っては対応している。
この会社は、彼女が1年半前に立ち上げ、短期間で拡大することに成功し、
今では200人を超える社員が働いている。
しかし、業務量の急増により、彼女は多忙を極めており、
会議への遅刻や、社員への指示の遅れなどが目立ち始めていた。
シニア・インターンとして採用されたベンに、
ジュールズの直属として配属される通知がきたが、
周りの社員はベンのことを、なぜか気の毒そうに見ている。
他のインターンにはメールで仕事の指示が入る中、
ベンには「午後3時55分からジュールズと面談がある」
との内容のメールのみ。今の時刻は約10時である。
時間になり、ベンはジュールズに会いに行くが、
ジュールズは自分の親と同年代のベンへの接し方がわからず困惑する。
さらにジュールズから、「任せる仕事がない」「マーケティングの方が向いているかも」と他部署への異動を進められてしまう。
ベンはジュールズの下で働くことを希望した。
彼の行動はジュールズや他の若手社員に多大な影響を与えていくのであった。
こんな人にオススメ!
・心温まる映画が大好き!
・年齢を重ねても人生を楽しみたい!
・落ち着いた映画が観たい!
映画情報
キャスト
ロバート・デ・ニーロ
アン・ハサウェイ
アダム・ディヴァイン
監督
ナンシー・マイヤーズ
公開 :2015年
制作国 :アメリカ
配給 :ワーナー・ブラザーズ
時間 :121分
ジャンル:コメディ・ラブロマンス
感想(※ネタバレあり)
ベンの魅力

ベンは非常に魅力的な紳士でした。
その大きな理由は、「挑戦意欲」と「やさしさ」だと感じました。
ベンは40年間働いた、電話帳の印刷会社を退職後、
海外旅行から様々な習い事に挑戦。
70歳という高齢になってから、
慣れないパソコンを操作し、未経験のファッション業界
である「About The Fit」に応募するというアクティブさを見せています。
恋愛においても、「About The Fit」で出会った
マッサージ師のフィオナと恋人になるというアクティブさで年齢を感じさせません。
この「挑戦意欲」は豊かな人生経験を生み、ベンをより魅力的な人にしていたでしょう。
また、彼はやさしさにあふれていました。
デイビスやジェイソンから相談を受けたときは、
自分の価値観を押し付けるのではなく、
「なぜそれが必要なのか」をちゃんと説明し、提案するにとどめていました。
ジュールズがCEOの採用に悩んでいるときには、
「経験や年齢だけでは新しいものは生み出せない」と
彼女を称賛し、後押しをしていました。
しかし、そのやさしさゆえに、
ジュールズの夫のマットが浮気していることを知った時に、
どう対処したらいいかわからず悩んでいました。
結局、だれにも相談できず、
ジュールズが既に浮気に気づいていることを告白されるまで
動けませんでしたね。
そんな様子も彼の完璧でない人間らしさを引き立てていました!
「歳をとるならこんな風になりたい」そう思わせてくれる登場人物です!!
格言は「正しい行いは迷わず行え」

ベンはジュールズから放置されていた期間、
「年上だから」と仕事を選んだりせず、
郵便物のカート押しや社員への助言、散らかった机の片づけまで、
自分にできることは率先してやっていました。
そんな彼の姿は、多く社員から信頼を集める存在となっていました。
また、ジュールズの運転手が飲酒をしているのを目撃したときも、
恐れずに、しかし紳士的に運転を辞退するように提言していました。
ジュールズに気づかれないように提言しているこのシーンでも、
ベンのやさしさが出ていますね!
(彼はこの後、行方不明になってしまいますが 笑)
おそらく、同じような場面に出会って、
同じように行動できる人は少ないと思います。
私もできないと思います!
だからこそ、「正しい行いは迷わず行え」の格言を
実行できるベンは魅力的な人物なのでしょう。
会社に必要なものはCEOではなくベンだった

「About The Fit」は1年で成功を収めた会社です。
しかし、その急成長に会社の誰も追いつけていませんでした。
ジュールズはやりたい仕事が多すぎ、
社員1人1人に気が回らず、
多忙なジュールズに社員は振り回されていました。
そんな中、現れたのがベンでした。
彼は社員とジュールズの両方から信頼される数少ない人物で、
両者の懸け橋となっていました。
ベッキーは9か月間、必死に仕事をこなしているのに
何も任されないのは無能と思われているからだと泣き出していましたが、
ベンはベッキーと共に購買パターンの分析表を作成し、
ジュールズにベッキーのアドバイスによってできたことを強く推しています。
また、デイビス・ジェイソン・ルイスの3人は
ジュールズに名前すら覚えてもらっていませんでしたが、
ベンと実行した、「母親のパソコンからメールを削除するミッション」の成功祝いで、
ジュールズと共にお酒を飲み親睦を深めていました。
もし、「About The Fit」にベンが来なければ、
ジュールズと社員の軋轢で崩壊していたか、
CEOを雇い、ジュールズの望まぬ結果となっていたでしょう。
「About The Fit」に必要だったのはCEOではなくベンのような
社長と社員の懸け橋になれるような人材だったのだと思います。
まとめ
私の中で、ロバート・デ・ニーロは「ヒート」や「アンタッチャブル」などでの、
ハードボイルドで怖い性格の役の印象が強かったですが、
今回の優しいおじいちゃんでも全く違和感が無かったので驚きました。
作中のベンの人物像は、私に対して「挑戦し続けること」を教えてくれた作品でもあります。
このブログもその1つです 笑
人生を明るく過ごす、「いい歳の重ね方」のヒントが見つかるかもしれませんので、
気になった方は、是非観てください!!